本文へジャンプ

 むか〜し、むかし。豊かな瀬戸内海を臨む安芸の国では、ラーメンをこよなく愛する七人の神様が、仲良く暮らしていました。いつしか村人から「らーめん七福神」と呼ばれるようになったこの七人。今日もラーメン談義に花を咲かせています。

 「わしゃ、醤油味の中華そばが大好き。ラーメンはなんと言っても醤油じゃろ!すんだ茶色のスープは、わしにとっては黄金の輝きよ!」と言い張るのはラーメン大黒天。

 「醤油味もええけど、豚の骨からとったダシと合わせるのが一等おすすめよね」と口をそろえるのがラーメン寿老人とラーメン胡子のご両人。

 「とんこつ醤油いうてもねぇ、醤油発祥の地は紀州じゃけぇ!やっぱり和歌山ラーメンがぶちウマよ」「いやいや、大分の豚骨醤油も、他じゃぁ食べられん濃厚な味わいじゃけぇ」ラーメン毘沙門天とラーメン福禄寿も譲りません。
神々の論戦を尻目に、ラーメン弁財天はホルモンそばに夢中。

 「醤油ベースのスープに浮かぶ、このホルモンのこってり感がたまらんのにねぇ」「ほっほっほ、皆わかっとらんのう。厳選素材と高い技術で生まれた皇帝ラーメンは、格別の味わいじゃぁ」ラーメン布袋はにんまりと笑っています。

 そんなラーメン七福神のお気に入りの味を集めたのが、ここ「らーめん横丁七福人」。